Blog
ブログブログはこちらをご覧ください。
不動産売却で迷う「専任媒介」と「一般媒介」|その違いと失敗しない選び方
不動産を売却する際、不動産会社と結ぶ「媒介契約」には種類があり、その中でも多くの売主が迷うのが、「専任媒介」と「一般媒介」です。
どちらも不動産会社に販売活動を依頼する契約ですが、契約内容や売却スピード、自由度に違いがあります。
簡単に言うと、専任媒介は1社だけ任せる契約、一般媒介は複数の不動産会社に依頼できる契約です。
今回は、この「専任媒介」と「一般媒介」について、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
専任媒介のメリット・デメリット
専任媒介とは、1社の不動産会社だけに売却を任せて集中的に販売活動を行ってもらう契約です。
メリット
・担当会社が1社に決まっているため、販売活動にしっかり力を入れてもらいやすい。
・2週間に1回以上の報告義務があるので、売却の進み具合を把握しやすい。
・レインズ(不動産流通機構)への登録が必須のため、物件情報が広く公開されやすい。
デメリット
・他社へ同時に依頼できないので、アプローチできる販路が限られる。
・担当者の力量によって、売却スピードが変わる可能性がある。
専任媒介は、担当営業と二人三脚で進めたい方や、売却戦略をしっかり立てたい方に向いています。
一般媒介のメリット・デメリット
一般媒介とは、複数の不動産会社に同時に依頼でき、自由度の高い販売活動ができる契約です。
メリット
・複数の不動産会社に同時に依頼でき、より広い範囲で買主にアプローチできる。
・各社の対応を比較しながら、自分に合った担当者を選びやすい。
・自分で買主を見つけた場合、仲介手数料が不要になるケースもある。
デメリット
・販売報告の義務がないため、進捗が見えにくいことがある。
・複数社が競合することで、販売活動への熱意が分散する可能性がある。
・同じ物件情報がいくつも出回り、買主に不信感を与える場合がある。
一般媒介は、スピードよりも自由度や比較重視の売主に向いている契約といえます。
売主目線で見る「どっちが得?」
結論としては、「できるだけ早く、安心して売りたい方は専任媒介」、「より広い範囲にアプローチしたい方は一般媒介」が向いています。
専任媒介は、担当者としっかり信頼関係を築ければ、価格交渉や販売戦略を柔軟に進めやすく、結果として希望価格での売却につながりやすい点が特徴です。
一方、複数の会社の動きを比較したい方や、自分で売却活動の主導権を持ちたい方には一般媒介が適しています。
ただし、不動産の売却は物件の特徴や立地、市場の状況によって、どの契約が最適かが変わります。
「この物件なら専任のほうが有利」「このエリアは複数社で進めたほうが成約が早い」など、プロの視点での見極めが成功のポイントになります。
まとめ

専任媒介も一般媒介も一長一短です。
大切なのは、「自分の目的に合った売却戦略」を立てること。
売却価格を重視するのか、スピードを優先するのか、担当者との信頼関係をどう築くか、これらを総合的に考える必要があります。
不動産の売却は大きな決断です。
後悔しないためにも、まずは私たち不動産のプロにご相談ください。
