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“新築だから大丈夫”は危険!建売住宅購入前に必ず確認すべきポイント
マイホームを検討する際、多くの方が建売住宅の購入を候補に挙げます。
建売住宅は、すでに完成している、もしくは完成予定の住宅を土地とセットで購入できるのが特徴で、注文住宅に比べて価格が抑えやすく、購入までのスケジュールも短いのが魅力です。
しかし、見学の際に「新築だから安心」と思ってしまい、細かい部分をチェックせずに購入してしまうと、後々「もっと確認しておけばよかった」と後悔することも。
そこで今回は、新築の建売住宅を購入する際にチェックすべきポイントを分かりやすく解説します。
建物の構造・品質について
耐震性・断熱性
多くの場合、必要最低限の性能や設備を満たす「標準仕様」が採用されています。
一見すると問題なさそうですが、耐震性や断熱性、窓や設備のグレードが注文住宅より抑えられている場合もあり、住み始めてから「もっと性能を確認しておけばよかった」と感じる方も少なくありません。
建売住宅購入を検討する際は、耐震等級や断熱性能(断熱材・窓サッシのグレード)は必ず確認しましょう。
特に日本は地震が多く、住宅性能評価書などで耐震等級2以上が確保されているかどうかが安心材料になります。
耐震等級2以上は「長期優良住宅」の認定条件です。
施工精度
新築の住宅でも、細部を見れば施工の粗が見えることがあります。
・ドアや窓の開閉がスムーズか
・床にきしみや段差がないか
・壁紙の隙間やクロスの浮きがないか
こうした細かい部分を現地で確認しておくことが重要です。
間取りと生活動線について
家事動線・収納量
図面で見ると広く感じても、実際に生活すると使い勝手が悪いケースもあります。
キッチンから洗面室までの動線、収納の数と配置など、日常生活を具体的に想像し、自分たちの生活に合っているかを確認しましょう。
採光・通風
南向きだから明るいと思い込むのは危険です。
南向きであっても、隣家との距離や窓の配置によっては光が入らず暗い室内になることもあります。
時間帯を変えて見学するなど、日当たりと風通しを体感することをおすすめします。
将来のライフスタイル変化
子どもの成長や二世帯同居など、将来的なライフスタイルの変化にも対応できる間取りかどうかも大切なチェックポイントです。
周辺環境と利便性をチェック
生活インフラ・交通アクセス
実際に現地を訪れ、周辺環境を確認することは非常に大切です。
・最寄り駅までの距離
・スーパーや病院、学校など生活インフラの充実度
・幹線道路や高速道路へのアクセス
これらを実際に歩いて確かめることで、暮らしやすいかどうかが見えてきます。
騒音・治安
周辺に大通りや線路がある場合は、騒音や振動が気になることもあります。
また、夜間に街灯が少ないエリアは治安面で不安が残るため、見学の際に昼夜の雰囲気を確認しておきましょう。
将来の資産価値
将来、売却や住み替えを考えるときの資産価値も重要です。
周辺の開発状況や需要動向を調べ、将来的に売却しやすい立地かどうかをチェックしておきましょう。
まとめ
新築の建売住宅は価格やスケジュール面など多くの魅力がありますが、構造・間取り・周辺環境をしっかりチェックして購入することが失敗を防ぐポイントです。
「新築だから大丈夫」と安心してしまいがちですが、実際には建物や立地の細かい部分で差が出やすいため、注意深く確認しておく必要があります。
また、建売住宅を購入した後に「やっぱり売却したい」となる可能性もあります。
その際に後悔しないためにも、資産価値の観点を持ってチェックしておくことも大切です。
新築の建売住宅選びや売却のご相談は、ぜひ不動産売却のプロである私たちにご相談ください。