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築年数が古くても売れる?古い物件の売却のコツ
「古い家は売れない」と諦めていませんか。
この記事では古い物件でも売却できる理由や、古家付き土地と更地どちらで売るかの判断ポイント、高く売るコツをわかりやすく解説します。
結論:古い物件でも売却は十分に可能です
築年数が古くても、多くの物件は問題なく売却できます。
建物の価値が下がっていても、土地そのものには価値があるためです。
さらに近年は、中古住宅を購入してリノベーションしたいという需要も増えています。
「古いから売れないかもしれない」と自己判断で諦めてしまうのはもったいないケースが多いといえます。
築年数が古い物件で気をつけたい制度のポイント
古い物件を売却する際は、「新耐震基準」に関わる制度の違いに注意が必要です。
1981年6月以降に建築確認を受けた建物は「新耐震基準」、それより前は「旧耐震基準」に区分されます。
この違いが、買主側の住宅ローン控除(住宅を購入した際に所得税などが軽減される制度)に影響することがあります。
- 現在の税制では、昭和57年(1982年)1月1日以降に建築された住宅であれば、買主は住宅ローン控除を利用できます。
- それより古い物件でも、耐震基準適合証明書や建設住宅性能評価書、既存住宅売買瑕疵(かし)保険の付保証明書のいずれかで新耐震基準への適合を証明できれば、住宅ローン控除の対象になります。
- 買主が住宅ローン控除を使えるかどうかは購入の決め手になりやすいため、売却前にこれらの証明書を準備できるか確認しておくと安心です。
古い物件を売る2つの方法
古い物件の売却方法は、大きく分けて「古家付き土地として売る」方法と「解体して更地として売る」方法の2つです。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、物件の状況に合わせて選ぶことが大切です。
- 古家付き土地のまま売る場合:解体費用がかからず、固定資産税の住宅用地特例(住宅が建っている土地の固定資産税を軽減する制度)をそのまま受けられます。リノベーション目的で古い家を探している買主に好まれることもあります。
- 解体して更地にしてから売る場合:土地の状態が伝わりやすく、買主がイメージしやすいというメリットがあります。一方で解体費用がかかるほか、住宅用地特例が外れることで翌年度以降の固定資産税が上がる可能性がある点には注意が必要です。
どちらが向いているかは、立地や建物の状態、周辺エリアで求められている買主層によって異なります。
判断に迷う場合は、早い段階で不動産会社に相談し、両方のパターンで査定を出してもらうのがおすすめです。
古い物件を高く・スムーズに売るコツ
古い物件を高く、そしてスムーズに売るためには、買主が安心できる情報をあらかじめ用意しておくことがポイントです。
- 既存住宅売買瑕疵保険への加入を検討する:建築士による検査と保証がセットになった保険で、売却後に欠陥が見つかった場合の補修費用等が保険金でまかなわれます。買主にとって大きな安心材料になります。
- インスペクション(建物状況調査)を受けておく:専門家が建物の劣化状況を事前に調査することで、引き渡し後のトラブルを防ぎやすくなります。
- 境界や設備の状態など、わかっている情報は正直に伝える:古い物件ほど不具合が見つかりやすいため、事前に開示しておくことが結果的にスムーズな売却につながります。
- 古家付き土地・更地・簡易リフォーム後の売却など、複数の売り方を比較する:どの方法が最も条件に合うかは物件ごとに異なるため、比較検討が欠かせません。
売却時に注意しておきたい点
古い物件を売却する際は、「契約不適合責任」と「境界の確認」に特に注意しましょう。
- 契約不適合責任:引き渡し後に契約内容と異なる不具合(雨漏りやシロアリ被害など)が見つかった場合、売主が修繕費用等の責任を負うことがある制度です。瑕疵保険への加入や、現況のままで引き渡す旨の特約を契約に盛り込むことでリスクを抑えられます。
- 境界の確認:古い土地は隣地との境界があいまいなケースがあります。売却前に境界を確認・測量しておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。
- 相続で取得した物件の場合:売却の前に相続登記や名義変更が済んでいるかも確認しておきましょう。
よくある質問
築40年以上の古い家でも売れますか?
はい、売却できるケースがほとんどです。
建物の価値がほぼなくても、土地そのものに価値があるため、古家付き土地としてそのまま売却できることが多くあります。
状態によっては解体して更地にしたほうが売りやすい場合もあるため、まずは査定を受けて比較してみることをおすすめします。
解体してから売却したほうがいいですか?
物件の状態やエリアの需要によって異なるため、一概にはいえません。
解体すると土地の状態は伝わりやすくなりますが、解体費用がかかるうえ、固定資産税の住宅用地特例が外れて税負担が増える可能性もあります。
古家付き土地のまま売る場合と更地にして売る場合の両方で査定を比較したうえで判断することをおすすめします。
古い家でも買主は住宅ローン控除を使えますか?
昭和57年(1982年)1月1日以降に建築された住宅であれば、買主は住宅ローン控除を利用できます。
それより古い物件でも、耐震基準適合証明書などで新耐震基準への適合を証明できれば対象となります。
証明書を用意できるかどうかで買主の購入判断が変わることもあるため、事前の確認が大切です。
古い物件の売却にはどのくらい期間がかかりますか?
物件の状態やエリア、価格設定によって異なりますが、査定から引き渡しまでおおよそ3〜6ヶ月程度が目安です。
古い物件の場合は、瑕疵保険の加入手続きやインスペクションの実施などで期間が前後することもあります。
早めに不動産会社へ相談し、スケジュールの見通しを立てておくと安心です。
まとめ
- 築年数が古くても、土地の価値や需要次第で十分に売却できます。
- 買主の住宅ローン控除には、新耐震基準への適合や証明書の有無が関わります。
- 売却方法は「古家付き土地のまま売る」「解体して更地で売る」の2パターンがあり、比較検討が大切です。
- 瑕疵保険やインスペクションの活用は、買主の安心感につながります。
- 契約不適合責任や境界確認など、古い物件特有の注意点には事前に備えましょう。
不動産のことは原田建物株式会社にご相談ください。
