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2026.03.27
コラム

自宅を売っても住み続けられる?「リースバック」の仕組みと活用事例

自宅を売っても住み続けられる?「リースバック」の仕組みと活用事例

「家を売らなければならないけれど、できれば引っ越したくない」

「まとまったお金が必要だけど、住み慣れた自宅は手放したくない」

そんな悩みを持つ方に、最近よく選ばれているのがリースバックという方法です。

少し聞き慣れない言葉ですが、仕組み自体はとてもシンプル。

今回は、リースバックとは何か、どんな人に向いているのかを、専門知識がなくても分かるように解説します。

リースバックって何?

リースバックとは、今住んでいる自宅を売却したあと、その家を借りて住み続ける仕組みのことです。

家の所有者は買主に変わりますが、生活そのものはほとんど変わりません。

流れを簡単にまとめると、以下のような形になります。

 

1. 自宅を査定してもらう

2.不動産会社などに家を売る

3.売却代金を受け取る

4.賃貸契約を結び、そのまま住み続ける

 

引っ越しの必要がないため、環境を変えずにお金を確保できる点が特徴です。

リースバックが注目される背景

 

リースバックが注目されている理由には、次のような社会背景があります。

 

・老後資金・生活資金への不安

・年金だけでは生活が不安という高齢世帯の増加

・相続対策や資産整理のニーズ増加

・住宅ローン返済が厳しくなった世帯の増加

 

特に「家はあるが現金が足りない」というケースで、リースバックは一つの選択肢として検討されるようになっています。

リースバックのメリット

では、リースバックにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

①住み慣れた家にそのまま住める

最大のメリットは、売却後も引っ越しをせずにそこで生活を続けられる点です。

 

・近所付き合いを続けられる

・通院先や買い物環境が変わらない

・高齢の方でも生活リズムを崩しにくい

 

「住環境を変えたくない」という不安を解消できるのは、リースバックならではの魅力です。

 

②まとまった資金を一度に確保できる

自宅を売却することで、老後資金・生活費・医療費・借入金の返済などに使える現金を一括で受け取れます。

ローンや借入とは異なり、将来の返済義務がない点も安心材料の一つです。

「家はあるけれど、手元の現金が不安」という方にとって心強い選択肢となります。

 

③固定資産税や大きな修繕費の負担がなくなる

売却後は家の所有者ではなくなるため、固定資産税や、屋根や外壁などの大規模修繕費といった突発的な支出の心配が減ります。

毎月の家賃という形で支出が明確になるため、家計管理もしやすくなります。

 

④比較的スピーディーに現金化しやすい

一般の個人売買と比べて、買主が不動産会社や事業者の場合は、売却までの流れがスムーズなケースが多いです。

「急いで資金を用意したい」という場面でも検討しやすい方法といえるでしょう。

 

⑤周囲に売却を知られにくい

引っ越しを伴わないため、近所に売却したことを知られる可能性が低いです。

売却の理由を知られたくない方や生活状況を変えたくないという方にも向いています。

知っておきたい注意点

メリットもあるリースバックですが、気をつけたい点もあります。

 

①売却価格は少し低めになることが多い

リースバックは、通常の売却より価格が低くなるケースが多いです。

買主が将来のリスクを負うことや、賃貸としての制約があることがその理由です。

「高く売りたい」という方には不向きな場合があります。

 

②毎月の家賃が発生する

売却後は賃貸になるため、家賃の支払いが必要です。

家賃設定が高すぎないか、年金や収入で無理なく支払えるか、といった点については、事前にしっかりシミュレーションすることが大切です。

 

③ずっと住めるとは限らない

契約内容によっては、定期借家契約になったり、契約更新不可となる場合もあります。

「何年住めるのか」「更新条件はどうなっているか」は必ず契約前に確認しましょう。

リースバックを活用しているのはどんな人?

 

リースバックは実際にこんな方に活用されています。

 

老後の生活資金を確保したい方

年金だけでは将来の生活に不安があるという方は少なくありません。

住み慣れた家にそのまま住み続けながら、老後の生活資金や予備費を確保できる点はやはり魅力的です。

引っ越しの負担がない点も、高齢の方に選ばれている理由です。

 

急な出費や資金が必要になった方

医療費や事業資金、家族のための支出など、まとまったお金が急に必要になるケースもあります。

リースバックで自宅を現金化することで、生活環境を変えずに資金を用意できるため、時間的な余裕がない場合の選択肢として活用されています。

 

相続をスムーズにしたい方

不動産をそのまま残すと、相続時に分け方で揉めてしまうことも少なくありません。

あらかじめリースバックで現金化しておくことで、相続人同士のトラブルを防ぎやすくなるため、円満な相続対策として選ばれることもあります。

まとめ

リースバックは、「家を売る=引っ越す」というイメージをくつがえす選択肢です。

「自宅を売却しても、条件次第でそのまま住み続けられる仕組み」で、老後資金や急な資金確保の選択肢として注目されています。

ただし、売却価格や家賃、住み続けられる期間などは契約によって大きく異なります。

安心して利用するためにも、複数の不動産会社に相談し、自分に合った条件を比較することが大切です。

リースバックに限らず、不動産に関することで不安やお悩みがありましたら、私たち不動産のプロにご相談ください。