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住宅ローンの団信とは?仕組みとメリットを解説
住宅ローンを検討する際、よく耳にするのが「団体信用生命保険(団信)」です。
名前は知っているけれど「実際にどんなものなのか?」「加入するとどんなメリットがあるのか?」といった点を理解していないという方も多いのではないでしょうか。
特にマイホーム購入を検討している方にとって、団信はローン返済の安心を支える重要な仕組みです。
そこで今回は、住宅ローンの団信について、その仕組みとメリットを分かりやすく解説します。
団信(団体信用生命保険)の仕組みとは?
団信とは、住宅ローンの契約者が万一亡くなったり高度障害状態になった場合に、残りのローンを保険で完済する仕組みです。
住宅ローンを借りる際には、多くの金融機関が団信への加入を条件としており、生命保険の一種としてローン返済を保障する役割を持っています。
団信の基本的な流れ
1. 借入時に金融機関を通して団信に加入する
2. 保険料はローン金利に含まれるケースが多く、毎月の返済額に上乗せされる形で支払う
3. 契約者に万一のことがあれば、保険会社が残債を金融機関へ支払い、家族にローン返済の負担が残らない
この仕組みにより、残された家族は住まいを失うリスクを大幅に減らせます。

団信のメリット
遺族がローン返済から解放される
最大のメリットは、ローン契約者が亡くなった場合や所定の高度障害状態になった場合、住宅ローンが保険で完済される点です。
万一の事態でも家族がその家に住み続けられる安心感が得られます。
保険料の負担が分かりやすい
団信の保険料は住宅ローンの金利に含まれている場合が多いため、別途保険料を支払う必要がないのが特徴です。
返済計画が立てやすく、一般的な生命保険よりも効率的に保障を得られるケースもあります。
特約で保障を広げられる
近年は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中といった三大疾病や、生活習慣病による就業不能をカバーする団信特約も増えています。
こうした特約を付けることで、より幅広いリスクに備えられます。
団信に関する注意点
団信はメリットが多い一方で、注意しておきたい点もあります。
健康状態によって加入できない場合がある
団信は生命保険の一種のため、健康状態の告知が必要です。
持病や過去の病歴によっては加入できない場合もあります。
その場合、フラット35など一部の住宅ローンでは「ワイド団信」など健康に不安がある人向けの商品も用意されています。
保険料が実質的に金利に反映される
「保険料は無料」と案内されることがありますが、実際には金利に上乗せされているケースが多いです。
特約をつける場合はさらに金利が上がるため、総返済額を確認して判断することが大切です。
離婚や売却時の扱い
団信はローン契約者本人に紐づくため、離婚や住宅売却でローンを組み替える場合は新たに加入し直す必要があります。
売却や住み替えを検討する際には、団信の取り扱いもセットで考えておきましょう。

まとめ
団体信用生命保険(団信)は、住宅ローン利用者にとって欠かせない保障制度です。
契約者に万一のことがあった場合でも家族にローン返済の負担が残らず、安心して住まいを守ることができます。
一方で、健康状態による加入制限や金利上乗せによる負担増など、注意点もあります。
加入条件や特約の内容をしっかり確認し、自分と家族にとって最適なプランを選びましょう。
住宅ローンや団信の仕組みは、不動産購入時だけでなく、売却や住み替えを考える際にも関係する重要な要素です。
もし住宅ローンのことで分からないことやお悩みがありましたら、ぜひ私たち不動産のプロにご相談ください。
